【ワンフェス東京 2024 夏】10年ぶりフィギュアの祭典ワンフェスでアートトイを見てきた
- Kenji Kawabata
- 2024年8月12日
- 読了時間: 7分

みなさん初めまして!これから広島市でアートトイを作っていく株式会社TOI代表の川端です。
今回がはじめてのブログ投稿になります。
今後はフィギュア/ソフビ/アートトイ関連を中心に、たま~に更新していければと思っています。
(なので思い出したときにでも覗きに来てくださいね)
今回、アートトイ関連の事業を始めるにあたって、視察を兼ねて10年ぶりにワンフェスに参加してきました。
業界では有名なディーラーさんとか、いろいろ基本的な知識がないまま参加しているので知識不足もあるかと
思いますが正直レビューということで、ご容赦くださいませ。
・・・あとすみません、個人的にですます調だと書きづらいので、これ以降はもう少し砕けた感じで書きますね。。

広島をほぼ始発で出発し、海浜幕張駅からせっせと歩いて到着したのは11:30ごろでしたがこの有り様・・・。
気温は35度くらいはあったんじゃないかな。さすがのワンフェス盛況っぷりが半端ではない。
ここで30分くらい待って、何とか中へ。
■気になった&購入したブース
(ワンフェスでアートトイを中心にみてきた)

造形作家/お笑い芸人の片桐仁さんが手がけるTIGのブース。インスタで見てから気になっていた。
特に、縄文土器など日本固有のモノや地方のご当地をコンセプトに生み出されるキャラクターが他と違っていて、
そこがとてもよかった。
私自身、大阪生まれで現在広島にいるが、今後何かしら地方っぽいものは作りたいと思っているので、
その一つの形を見せてもらって感じがしたのである。

特に、この“ウドンケンシュタイン”は、まず“うどん県”という言葉から着想を得た?と思われるが、
とにかく語感がいい。言いたくなるもんね、ウドンケンシュタイン。
(変換していて思ったけど「饂飩」って字面といい響きといい外国語っぽいな~とおもったら中国から来たのね)
大阪だとなんだろ、「めっちゃすっきゃねん」かな
・・・なにも浮かばなかった

ブースに片桐さんはいなかったが、ブースの方と一通り話して「一通りまわって考えます」と離れてから
10分後に戻ってきてやっぱり購入。(悩んでもたぶん買うだろうし、会場広いし戻ってくるの面倒だし)
巨大なサイズ感、造形、コンセプト、“生醤油”という色バリ、ソフビ独特?(または意図的に作っているのか)の乳白色のうどんっぽい質感。これらが決め手で買いました!(初アートトイ購入うれしい)
あとこれは後日家に飾ってさらに思うことなんだけど、色が一見地味なのもインテリアという文脈で見たときに最適なんだな、と思った。中にはポップなカラバリもあるけれど、基本的にはあまり主張しない色で、テクスチャで味を出していくという手法がソフビやフィギュアというよりは“オブジェ”というほうが近しい感じがするメーカーさんでした。

↑ブースで写真を撮るのを忘れていたので、この写真しかない
通りがかって、まずこのクリアー×緑の質感、あとすごくアイコニックな造形がいいなと思って整理券をGET
そのあと、運よく当選してこのかわいいロボット:DICTORくんのクリームソーダカラーを買うことができました!
世の中には“六つ目”っていうフェチがあるのか・・
ほかのカラーは到着時には売り切れていました↓
(値段帯も比較的お求めやすいので、これは即売れてしまいそうですね。転売対策?で購入時にSNSを聞かれました
emDASHさん

↑次はemDASHさん。このディーラーさんも以前からインスタで見てとても気になっていたうちの1人
・・・とにかく造形がめっちゃいい!
結構しわとか情報量追っているんだけど、全体としてはデフォルメ感を保っている、という点で
かなり絶妙&オリジナルな造形だと思いました。今回は残念ながらごく少量しか販売していなかったらしく、
ついた時には当然売り切れ。
個人的にMOVEちゃんの応募にも何度かチャレンジしているけど、めちゃ倍率高いのか当選ならず・・
今すごく勢いがあるディーラーさんなので今後も注目したい(そしてソフビもほしい!)

ワンフェスもゾーンごとに住みわけがされているのか、版権ものとアートトイ系がまず分かれていて、
アートトイの中でも外国勢(香港などアジアが多かった)が固まって配置されていました。
(私は疲れてきたのか寝ぼけた顔してますねw
GRAPE BRAINさんのデザインで、販売がBIGBOYS TOYSさんなのかな?
とにかくこのビビッドな補色の色合いにカッコいいキャラデザに一目ぼれして、ついでに小さいデビルくんも購入!
一緒に回っていた友達が中国の方なので、いろいろ話を聞いてもらったところ、ソフビの工場は深センに集まっていて、そこを使っているそう。現在ソフビ製作依頼が増えていて、どこの工場もかなり待ちが発生するという話は聞いているので、もしかすると国外にもお世話になるかも?ということでなかなか勉強になるお話が聞けました。
↑ほかにもピッカピカのメッキのドラゴンなど、外連味満載のフィギュアたちが個人的にツボでした
このデザイン日本ではまずないし、アメリカでもない。文化的な背景も出てアートトイ面白いなって思います

↑終わりまじかに立ち寄ったFUTUREMANさんのブース
とても気さくな方で、いろいろとお話を聞くことができた。
なんでもFDM方式のプリンターで出力したものを加工して、フィギュアを作っているそう。
個人的に「フィギュアだったら光造形プリンター」と思っていたので驚いたのだけど、これはこれでフィラメントの成形色がポップなアクセントになってとてもいい感じに見えた。(出力も早いし一石二鳥かも?)

↑イラストで展開されている世界観がすでにあるため、それらを立体物にしていくのはとても楽しそうに見えた
フィギュアを作って販売する以上、商売としての体裁も保たなければいけないけれど、
こういった”1次創作のたのしさ”みたいなものはなくさないようにしたいと思う。
番外編(一部18禁エリアの作品です。最後のまとめに飛びたい方はこちら)
はい、ここからざーっといろいろな意味で気になったものをまとめてご紹介!

↑”驚いた”で思い出したけど、このデザインには驚いた ※ブース名わからなかった、ごめんなさい
デフォルメしているようで描くところはしっかり描いている(日本の感覚では描きすぎているかも?)
これは結構国によってタブー(下ネタやFワードなど)感覚や塩梅が違うと思うので、そこら辺の差異をみるのも
とても面白いと個人的には思う

↑ほんとうに”おとなの”なのだろうか?
(少なくとも“こどもの”ではないことは確かだが、“おとなの”でもない気もする。しいて言うなら
“あなたの”ペンスタンドかな?)
これを見ているとき近くにいた女性が怪訝な顔をしていたのだけど「なんで?あなたも見ていますよね?」
おじさんはなにかと肩身が狭い。

「なにがや」
「なんで3兄弟やねん」
「そしてなんで売り切れとんねん」
とおもいました
時間とお金を費やして、こういうものを展示販売するところにある種の本気というか、“遊び”を感じます。
なかやまきんにくん的な。

はい。ち〇こからち〇こが生えています。
しかし・・・これはこれですごく日本を感じる。
ある面では「不謹慎だろ!」みたいな品行方正な道徳観を持ちながらも、
「この湖に女性が身投げをすると巨大な男性器の形をした岩が生えてきて、神聖なスポットになっております」
みたいな、突拍子もない仏教・神道の逸話を想起させるし、それを各地域で脈々と守ってきたというところに
日本の”不思議な寛容さ”を感じてしまう。
まとめ

↑今回のワンフェスでお迎えしたアートトイたち。並べてみるとそれぞれの良さ、存在感がよりわかりますね!
今回は視察のつもりで行ったのですが、見る・話す・買うとしっかりお客さんとしても楽しめたWFになりました!
10年前よりもアングラ感はちょっと減った感じがして、個人的には参加しやすかったです。
それだけワンフェスでアートトイの勢いがあるということですかね、ちょっとデザフェスみもあったかな。
ということで今回のレポートを終えたいと思います。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
もしよければ、いいね・コメントなどもお待ちしております!
インスタもやっています↓
ではまた次回!
(次回はワンフェス・バンコク編です)
後日談
せっかく東京に出たので高円寺と中野ブロードウェイでゲットしたくせのあるモノたち↓

“ウァホイ入門”に関しては存在もしなければ意味も分からない、謎のボードゲーム。
緑の石が入っていてそれを押し出す?ゲームみたい。ずっしり重くてなんかほしくなっちゃった。
またみてね!
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